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トランプ氏、航空管制官に「今すぐ仕事に戻れ」と命令、政府閉鎖続く

トランプ氏はSNSに声明を投稿。「すべての航空管制官は今すぐ仕事に戻るべきだ!そうしない者は大幅な”減給”処分になるだろう」と書いた。
2025年11月10日/米マサチューセッツ州ボストンの国際空港(Getty Images/AFP通信)

米国の政府閉鎖が続く中、トランプ(Donald Trump)大統領は10日、航空管制官に「今すぐ仕事に戻れ!」と命じた。

連邦航空局(FAA)は閉鎖の影響により、40の主要空港の収容能力を制限。この結果、10日には全土で1700便以上が欠航となった。

トランプ氏はSNSに声明を投稿。「すべての航空管制官は今すぐ仕事に戻るべきだ!そうしない者は大幅な”減給”処分になるだろう」と書いた。

現地メディアによると、10日だけで1780便が欠航。米国内および米国発着のフライト5014便が遅延した。

トランプ氏は政府閉鎖期間中に休暇を取らなかった航空管制官に対し1万ドルのスペシャルボーナスを推奨すると主張したが、詳細は説明しなかった。

またトランプ氏は「将来的に全額支給されることが周知されているにもかかわらず、文句ばかり言って休暇を取った者たちに、私は全く満足していない」と述べた。

これに対し、航空管制組合の委員長は記者会見でトランプ氏の投稿に反論。「管制官は給与を受け取る権利があり、組合は政府当局と問題解決に取り組む用意がある」と述べた。

9日には2953便が欠航となり、異常気象などを除き、過去数年で最悪の欠航数となった。

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