▽今回の措置は民主党の政敵を標的にした報復行為の一環と見られている。
.jpg)
トランプ(Donald Trump)米大統領が21日、バイデン(Joe Biden)前大統領やハリス(Kamala Harris)前副大統領らの国家機密閲覧権限を剥奪した。
トランプ氏は21日に署名した覚書の中で、「私はここに、すべての行政府と省庁の長に対し、前述の人物が保持する有効なセキュリティ・クリアランスを取り消すよう指示する」と述べた。
対象はバイデン氏、ハリス氏、ブリンケン(Antony Blinken)前国務長官、サリバン(Jake Sullivan)前大統領補佐官など。2016年の大統領選挙でトランプ氏に敗れたヒラリー・クリントン(Hilary Clinton)元国務長官も閲覧権限を失った。
今回の措置は民主党の政敵を標的にした報復行為の一環と見られている。
バイデン氏は2021年、トランプ氏の閲覧権限を取り消していた。
元高官らは「礼儀」として閲覧権限を保持しているが、実際に機密文書にアクセスすることは少ないとされる。
ホワイトハウスの広報室から各省庁の責任者に送られた覚書には「リストにある元高官らは機密資料へのアクセスをもはや許可されるべきではない」と書かれていた。