◎ステファニク氏はニューヨーク州選出の共和党下院議員。2014年に初当選し、先週の選挙で6期目の当選を果たした。
トランプ前米大統領(右)とテファニク下院議員(ロイター通信)

米国のトランプ(Donald Trump)次期大統領が反移民・反イスラムの急先鋒であるステファニク(Elise Stefanik)下院議員を国連大使に充てる方針を固めたようだ。複数の現地メディアが11日に報じた。

トランプ陣営の報道官はABCニュースの取材に対し、「ステファニク下院議員を新内閣の国連大使に指名できることを光栄に思う。彼女は信じられないほど強く、タフで、スマートなアメリカ第一主義者の闘士だ」と語った。

ステファニク氏はニューヨーク州選出の共和党下院議員。2014年に初当選し、先週の選挙で6期目の当選を果たした。

2021年5月には下院共和党会議の議長に選出され、下院指導部に加わった。

ステファニク氏は比較的穏健な共和党員であり、トランプ氏が初めて大統領候補となった2016年の共和党全国大会に参加しなかった。

しかし、ステファニク氏はその後、トランプ氏を最も声高に支持する1人となり、2019年のトランプ弾劾投票を「国家反逆」と非難。2020大統領選の結果にも異議を唱えた。

昨年は全国の大学で反ユダヤ主義を打ち負かすよう公演。イスラム教を「テロリスト養成所」と呼び、イスラエルによるガザ侵攻を非難する大学デモ隊を「悪魔軍団」と非難した。

さらに抗議デモを容認した学長たちをSNSで激しく罵り、そのうち数人を辞任に追い込んだ。

ステファニク氏は移民を「薄汚い連中」と呼び、ハイチ移民がペットを食べているというトランプ氏の主張を声高に支持した。「彼らは米国市民の犬や猫を強奪し、食べています。信じられない...」

アフィリエイト広告
スポンサーリンク