◎トランプ氏とペンス氏は2024年の大統領選の予備選で激突する可能性がある。
米国のトランプ(Donald Trump)前大統領とペンス(Mike Pence)前副大統領が22日、アリゾナ州知事候補を応援する決闘集会に参加した。
トランプ氏は2020大統領選で不正が行われたと主張するレイク(Kari Lake)氏の集会で演説した。
ペンス氏はレイク氏の対抗馬であるロブソン(Karrin Taylor Robson)氏を応援している。
トランプ氏とペンス氏は2024年の大統領選の予備選で激突する可能性がある。
トランプ氏は2020大統領選でペンス氏がバイデン(Joe Biden)大統領の勝利を妨害しなかったと非難し、ペンス氏を「プッシー(カス野郎)」と罵った。
トランプ氏は2021年1月6日の上下両院合同会議を阻止するようペンス氏に命じたが、ペンス氏はこれを違法と判断した。
トランプ氏はこの会議中に発生した暴動事件を3時間以上傍観し、ペンス氏について、「米国を守る勇気がなかった」とツイートしていた。
歴史的な暴動は現在、下院公聴会で調査されており、21日にはトランプ氏の新たな映像が公開され、話題を集めた。
証人によると、トランプ氏はホワイトハウスのテレビで暴動を見守り、暴徒を非難するよう求めた側近や家族の懇願を無視した。
トランプ氏の支持を得た元報道記者のレイク氏は「不正選挙を受け入れることはできない」と支持者に呼びかけ、喝采を浴びた。「米国の民主主義はバイデンの勝利で崩壊しました。不正選挙を許してはなりません...」
レイク氏の演説後に登壇したトランプ氏は、「大統領選は盗まれ、壊され、今、そのせいで我が国は組織的に破壊されつつある」と主張した。
一方、ペンス氏は不正とトランプ氏には言及せず、「2016年と2020年の大統領選でロブソン氏以上に頑張った人はいない」と述べた。
しかし、ペンス氏は演説後にツイッターを更新。不平不満を言っている場合ではないと投稿した。「不平不満で体力を消耗すれば、我々は負けるでしょう」