▽トランプ政権は先週末、1798年に制定され、第2次世界大戦中に日系人の強制収容で使われたことで知られる敵性外国人法に基づき、トレンデアラグアの構成員約250人をエルサルバドルの警備厳重な刑務所に送った。
米国のボンディ（Pam Bondi）司法長官は23日、ベネズエラの麻薬組織トレンデアラグアのメンバーをエルサルバドルに送るというトランプ政権の決定を擁護した。
ドンディ氏はフォックスニュースのインタビューで、「これは現代の戦争であり、我々はこれからも戦い続け、市民を守っていくつもりだ」と語った。
トランプ政権は先週末、1798年に制定され、第2次世界大戦中に日系人の強制収容で使われたことで知られる敵性外国人法に基づき、トレンデアラグアの構成員約250人をエルサルバドルの警備厳重な刑務所に送った。
ワシントンDC連邦裁判所は15日、敵性外国人法に基づく送還を14日間差し止めたが、政府は送還便が既に領空外に出ていたため、エルサルバドルに向かわせたと主張している。約250人のうち137人が敵性外国人法に基づき送還された。
ボンディ氏はこの送還について「彼らがベネズエラで恐れられているギャング、トレンデアラグアのメンバーであり、安全上のリスクがあったからだ」と説明した。
しかし、ベネズエラのカベロ（Diosdado Cabello）内相は21日、エルサルバドルに送還されたベネズエラ人にトレンデアラグアのメンバーはいないと主張した。何人かの親族や人権団体もトレンデアラグアとの関係を否定している。
ホワイトハウスのウォルツ（Mike Waltz）国家安全保障担当補佐官は23日、CBSのインタビューで、トレンデアラグアはベネズエラのマドゥロ（Nicolas Maduro）大統領に忠誠を誓う政府の代理人であると述べたが、その証拠は示さなかった。
ウォルツ氏はこう強調した。「トレンデアラグアがマドゥロの代理人として行動していると我々は判断している。マドゥロは意図的に刑務所を空にし、メンバーを米国に送り込んでいる...」
米国務省は先月、トレンデアラグアを含む中南米の8つの麻薬カルテルを「外国テロ組織」に指定した。
ワシントンDC連邦裁判所はトランプ政権が裁判所命令を無視してエルサルバドルへの送還を強行したかどうかを調べている。
