◎トランプ氏はネバダ州ラスベガスのユダヤ系共和党集会でオンライン演説した。
トランプ(Donald Trump)前米大統領が5日、ハリス(Kamala Harris)副大統領が11月の選挙で勝利すれば、イスラエルは消滅すると主張した。
トランプ氏はネバダ州ラスベガスのユダヤ系共和党集会でオンライン演説。「ハリスが大統領になれば、イスラエルを完全に放棄し、テロリスト軍団がユダヤ人を聖地から追い出す戦争を仕掛けるだろう」と主張した。
またトランプ氏は「彼女が大統領になれば、あなたは見捨てられる。なぜなら、あなたは彼女を知らないからだ」と語った。
さらに、「彼女が大統領になれば、イスラエルはなくなる。イスラエルは存在しなくなる」と連呼した。「イスラエルはなくなります。消えます。そういうことです...」
トランプ氏は再選した場合、パレスチナ・ガザ地区を含むテロが蔓延する地域からの難民受け入れを禁止し、イスラム組織ハマスと連帯する凶悪犯を打ち負かし、逮捕し、起訴し、反ユダヤ的なプロパガンダを広める大学への資金援助と認可を取り消すと述べた。
今年初め、複数の大学でガザ紛争に抗議するデモが発生。一部の学生が反ユダヤを煽り、暴力に発展した。
トランプ氏は「私が大統領だったら、ガザ紛争など起きなかった」と主張。民主党候補に投票するユダヤ系市民を非難し、「自分はどの大統領よりもイスラエルのために尽くしてきた」と主張した。
「イスラエルを憎み、ユダヤ人を嫌っている連中に投票している50%のユダヤ人は誰なんだ?なぜ彼らは投票するのか?彼らは何のために存在存在しているのか?」
ハリス陣営はトランプ氏の発言を受け、声明を発表。「ハリス氏は反ユダヤ主義に断固反対し、ユダヤ民族のための安全で民主的な祖国としてのイスラエル国家を生涯支持してきたし、今後も支持し続ける」と述べた。