◎トランプ氏は複数のゴルフ場を所有し、ほぼ毎週、クラブを振り回している。
米国のトランプ(Donald Trump)前大統領が大好きなゴルフと距離を置いている。現地メディアによると、トランプ氏は先月の暗殺未遂事件以来、一度もゴルフをしていないという。
ライアン・ウェズリー・ラウス(Ryan Wesley Routh)被告は先月15日、フロリダ州のゴルフクラブ外でトランプ氏を待ち構え、6番グリーン付近の木立から銃口をトランプ氏の方に向けた。
大統領警護隊(シークレットサービス)がこれに気づき発砲。ラウス被告は逃走したが、その後逮捕、先月末起訴された。
シークレットサービスは以前、トランプ氏のゴルフに懸念を表明し、「ゴルフを続けるためには追加の警備計画が必要である」としていた。
トランプ氏は複数のゴルフ場を所有し、ほぼ毎週、クラブを振り回している。
シークレットサービスの広報担当はABCニュースの取材に対し、「7月13日のトランプ前大統領暗殺未遂事件以来、シークレットサービスは通信能力、人材、警護業務に包括的な変更と強化を加えてきた」と語った。
また広報担当は「トランプ前大統領は現在、より厳重な警護を受けている」と述べた。
トランプ陣営はトランプ氏がゴルフをしていない理由を明らかにしていない。フォックスニュースは以前、陣営に近い関係者の話しとして、「選挙戦が終盤に入り、ゴルフをしている暇などない」と伝えていた。