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▽トランプ氏は米国史上最大の強制送還作戦として、米国に不法滞在する数百万人の移民を送還することを公約に掲げて大統領選を戦った。
2021年9月23日/テキサス州とメキシコの国境近く、移民を取り締まるテキサス州の当局者(Paul Ratje/AFP通信)

トランプ(Donald Trump)大統領が就任後の1カ月間に強制送還した不法移民は3万7660人で、バイデン前政権最後の1年間の月平均5万7000人よりはるかに少ないことが明らかになった。

国土安全保障省(DHS)の報道官は22日、「バイデン政権時代の強制送還数は不法移民の増加により多くなった」と述べた。

トランプ政権の高官と専門家はトランプ氏の移民・不法滞在者取り締まり強化により、強制送還の数は今後数カ月で増加すると説明している。

トランプ氏は米国史上最大の強制送還作戦として、米国に不法滞在する数百万人の移民を送還することを公約に掲げて大統領選を戦った。

DHSのデータによると、バイデン政権最後の1年間は大量の移民が不法入国で捕まり、強制送還が容易だった。トランプ政権は取り締まりを強化すると宣言したことで苦戦を強いられる可能性がある。

ロイター通信は情報筋の話しとして、「移民税関捜査局(ICE)の局長代理が期待に応えられなかったとして、21日に配置転換された」と伝えている。

米軍はグアテマラ、ホンジュラス、パナマ、エクアドル、ペルー、インドへの十数回の強制送還便を支援してきた。

またトランプ政権はベネズエラ移民を中米キューバの悪名高いグアンタナモ海軍基地にも送った。トランプ氏は1月下旬、人権団体からの反発にもかかわらず、同基地に最大3万人の移民を収容する用意があると表明した。

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