トランプ氏「イランの文明全体が今夜滅びる」全面衝突へ
トランプ氏は自身のSNSに声明を投稿。「文明は今夜、消滅する可能性がある」と投稿し、期限までに合意が成立しなければ、イラン国内の橋や発電所などインフラを標的とする大規模攻撃に踏み切る可能性を示唆した。
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トランプ(Donald Trump)米大統領は7日、イランに対する最終期限を目前に控え、「今夜、文明全体が死ぬだろう」と警告し、緊張が一気に高まっている。問題の核心は中東の海上輸送路であるホルムズ海峡の封鎖を巡る対立であり、米国はイランに対し同海峡の開放を強く求めている。
トランプ氏は自身のSNSに声明を投稿。「文明は今夜、消滅する可能性がある」と投稿し、期限までに合意が成立しなければ、イラン国内の橋や発電所などインフラを標的とする大規模攻撃に踏み切る可能性を示唆した。これに先立ち、米軍は既にイラン各地に対する空爆を実施しており、鉄道や橋梁などの施設が被害を受けたとされる。さらに、短時間で広範囲を攻撃する作戦も検討されていると報じられている。
今回の強硬姿勢は1カ月以上にわたって続く米イラン間の軍事衝突の延長線上にある。トランプ政権はこれまで複数回にわたり期限を設定し、交渉を促してきたが、イラン側は米国の圧力に屈しない姿勢を崩していない。仲介役としてパキスタンなどが関与しているものの、双方の溝は埋まっておらず、期限直前になっても打開の兆しは見えていない。
米側はホルムズ海峡の封鎖が世界のエネルギー供給に深刻な影響を与えていると非難し、軍事行動の正当性を強調している。一方でイランはインフラ攻撃が行われれば強力に報復すると警告し、中東全域への戦火拡大も懸念されている。実際に、これまでの衝突で湾岸諸国へのインフラ被害が多数報告され、事態は既に深刻な段階に入っている。
こうした中、トランプ氏の発言は国際社会から強い批判を招いている。特に、民間インフラへの攻撃を示唆する点については、国際法違反や戦争犯罪に該当する可能性があるとの指摘が専門家から相次いでいる。また「文明の消滅」といった表現は過度に挑発的であり、外交的解決を遠ざけるとの懸念も広がっている。
国連安全保障理事会でもこの問題は議論されたが、対応を巡る意見対立から具体的な進展は見られていない。中国やロシアなどは軍事行動を非難するも、国際的な足並みは揃っていない状況である。
期限まで残された時間はわずかであり、外交か軍事かの選択が迫られている。トランプ氏自身も「何が起きるかは今夜分かる」と述べるなど、情勢は極めて流動的だ。世界経済と安全保障に直結するホルムズ海峡を巡る危機は重大な転換点を迎えている。今回の決断が中東情勢のみならず、国際秩序全体にどのような影響を及ぼすのか、各国が固唾をのんで見守っている。
