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トランプ氏、ブラジル産食品の関税をさらに緩和、インフレ不満受け

20日の決定により、7月にブラジル産食品に課された関税も停止されることが決まった。
ラジル産コーヒー豆(ロイター通信)

トランプ(Donald Trump)米大統領は20日、ブラジルの対する輸入関税をさらに緩和すると表明した。

トランプ氏は先週、コーヒー豆、牛肉、バナナなど幅広い輸入食品を相互関税の対象から除外する大統領令に署名した。

ブラジルは4月時点で10%の関税を課されていた。

しかし、トランプ氏は7月、ブラジルの盟友ボルソナロ(Jair Bolsonaro)前大統領が「魔女狩り裁判」にかけられているとして、この裁判を打ち切るよう要求。7月にこの関税率を10%から50%に引き上げ、最高裁判事に制裁を科した。

20日の決定により、7月にブラジル産食品に課された関税も停止されることが決まった。

米国内ではトランプ関税の影響で物価が高騰。物価高対策が争点の一つになった今月初旬のニューヨーク市長選、バージニア州知事選、ニュージャージー州知事選ではいずれも民主党の候補が勝利した。

トランプ氏は支持率は今年1月の政権発足以来、最低水準に落ち込んでいる。

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