◎トランプ前大統領「議会議事堂に入った数人は警察を抱きしめキスをしました」
3月25日、保守的なフォックスニュースの電話インタビューに登場したドナルド・トランプ前大統領は、1月6日のDC暴動に参加した支持者を擁護した。
トランプ前大統領はインタビューの中で、「DCに入った支持者たちは警察官を抱きしめキスをしただけ」と主張し、共和党支持者は迫害されていると述べた。
一連の暴動により警察官を含む5人が死亡し、50人以上が負傷した。暴徒たちは民主党のナンシー・ペロシ下院議長を脅し、当時議会議事堂にいたマイク・ペンス副大統領の絞首刑を要求していた。
トランプ前大統領はフォックスのアンカーに、「脅威はゼロでした。間違いなく脅威はゼロでした」と語った。「彼らは入りました。彼らは議会議事堂に入るべきではありませんでした。しかし、数人がルールを破りました。そして彼らは議会の警察を抱きしめキスをしました。彼らは素晴らしい...そして多くの人々は平和的に議会を去りました」
トランプ前大統領は昨年発生したブラック・ライヴズ・マターの抗議者は起訴されず、共和党支持者だけ起訴されていると語った。「私の友人たちは略奪行為や警察官を襲ったりしませんが、彼らは(ブラック・ライヴズ・マターの抗議者)します。一部の人々は私の友人たちを右翼と呼びます。しかし、彼らはアメリカの国旗を振っています。そう、彼らはアメリカの国旗を振っているのです。そして彼らはアメリカを愛しています」
フォックスのアンカーに「暴力を振るった者は起訴されるべきだと思いますか?」と質問されると、トランプ前大統領は「当然だ」と答えた。「暴徒は起訴されます。しかし、ブラック・ライヴズ・マターで店舗を略奪し、破壊し、車を焼いた暴徒は起訴されていません」
「私たちは合衆国憲法に従い、国民を平等に扱わなければなりません。民主党は私の友人の多くを迫害しています。ブラック・ライヴズ・マターの大勢の暴徒も同じように扱うべきです。彼らはアメリカを破壊し、略奪し、焼き、殴打しました。しかし、彼らは起訴されていません」
司法省と連邦捜査局(FBI)は、300人以上の逮捕につながったDC暴動の調査を継続している。司法省が3月初旬に公表した情報によると、DC暴動の調査は、「アメリカ史上最大の調査の1つになる可能性が高い」という。
司法省は、「議会議事堂の攻撃に関与した300人以上の個人を起訴しました。調査は続いており、政府は少なくとも新たに100人が起訴されると予想しています」と報告の中で述べた。
全米の検察官は、ほぼすべての州で少なくとも900件の捜査令状を発効し、15,000時間以上のビデオ証拠を集めたと伝えられている。
トランプ前大統領は25日に公式記者会見を開催したジョー・バイデン大統領は「ぬるい質問」にぬるく答えたと非難した。
「彼ら(メディア)は奇妙な質問をしました。彼らはソフトボールを投げました。ええ、彼らはソフトボールです。彼らと大統領は別の世界にいました」