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熱帯低気圧イメルダ、米国東海岸沖でハリケーンに発達見込み

イメルダは今週早々に米東海岸から離れる進路でハリケーンに発達する見込みだ。
2025年9月28日/キューバとハバナに大雨をもたらしている熱帯低気圧イメルダ(NOAA/AP通信)

国立ハリケーンセンター(NHC)は28日、中米キューバとハバナに大雨をもたらしている熱帯低気圧イメルダがハリケーンに発達し、米国南東部地域に影響を与える可能性があると警告した。

イメルダは今週早々に米東海岸から離れる進路でハリケーンに発達する見込みだ。この影響でキューバとバハマは大雨となり、フロリダ州の一部地域には注意報が発令されている。

大西洋ではハリケーン・ハンベルトがわずかに勢力を弱めたものの、依然としてカテゴリー4を維持し、英領バミューダ諸島を脅かしている。

<ハリケーンの勢力>
▽カテゴリー1:風速 33~44(m/s)
▽カテゴリー2:風速 43~49(m/s)
▽カテゴリー3:風速 50~58(m/s)
▽カテゴリー4:風速 58~70(m/s)
▽カテゴリー5:風速 70~(m/s)

NHCによると、28日午後2時の時点で、イメルダは中央バハマの西北西約153キロ、フロリダ州沿岸の南東約595キロに位置。ゆっくりとした速度で北に進んでいる。最大風速は20メートル。

NHCは声明で、イメルダがカテゴリー1のハリケーンに成長し、週半ばまでに米国南東部から離れるように東北東方向へ進路を変える見込みと述べた。

フロリダ州東岸の広い範囲に暴風波浪注意報が発令中。気象台は市民に対し、海岸や河口に近づかないよう呼びかけている。

米国とカリブ諸国におけるハリケーンシーズンは、毎年6月1日から11月30日までと定められている。この期間は大西洋の海水温が高まり、熱帯低気圧が発生しやすくなるため、特に8月から10月にかけて活動が最も活発になる。

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