▽被告の弁護士は裁判を25年12月まで延期するよう判事に求めていた。
米フロリダ州でトランプ(Donald Trump)次期大統領を暗殺しようとした罪に問われている男の初公判が2025年9月に決まった。
南フロリダの連邦裁判所は23日の声明で、「ライアン・ウェズリー・ラウス(Ryan Wesley Routh、58歳)被告の裁判は以前予定されていた2025年2月10日ではなく、同年9月8日に開始する」と述べた。
ハワイ州在住のラウス被告は無罪を主張している。
被告の弁護士は裁判を25年12月まで延期するよう判事に求めていた。弁護士によると、証拠を検討し、心神喪失の抗弁を行うかどうかを決めるにはもっと時間が必要だという。
被告の弁護士は以前、「依頼人は17台の携帯電話とその他多数の電子機器を所有しており、弁護側に提供された警察のボディカメラや監視カメラの映像は数百時間に及ぶため、それをチェック・検討するには膨大な時間が必要である」と主張していた。
被告は9月15日、フロリダ州のトランプ・インターナショナル・ゴルフコース外でトランプ氏を待ち構え、6番グリーン付近の木立から銃口をトランプ氏の方に向けた。
大統領警護隊(シークレットサービス)がこれに気づき発砲。ラウス被告は逃走したが、その後逮捕、起訴された。