3姉妹殺害事件、容疑者死亡、検察が逮捕状取り下げ 米ワシントン州
3人の遺体はワシントン州シェラン郡のロック・アイランド・キャンプ場付近で6月2日に発見された。
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米北西部ワシントン州のキャンプ場近くで幼い3姉妹が殺害された事件について、検察は24日、指名手配されている父親の逮捕状を取り下げるよう裁判所に要請した。
殺害されたのは5歳、8歳、9歳の3姉妹。両親の離婚後、母親と一緒に暮らしていた。
警察は父親のトラビス・デッカー(Travis Decker)を殺人容疑で指名手配し、行方を追っていた。
3人の遺体はワシントン州シェラン郡のロック・アイランド・キャンプ場付近で6月2日に発見された。
3人の頭部にはビニール袋がかぶせられ、手首を縛られていた。死因は窒息地であった。
3姉妹は5月30日の午後5時ごろ、容疑者との面会のため自宅を出た後、殺害されたとみられる。
州当局は先週、州中部の人里離れた森林地帯で容疑者とみられる遺体を発見した。
連邦検察は24日に提出した裁判書類で、「連邦保安官局からデッカーが死亡したと通知を受けた」と述べた。死因は明らかになっておらず、動機も不明である。
容疑者は2014年にアフガニスタンに派遣され、退役後、PTSD(心的外傷後ストレス症)を含む精神疾患に悩まされていた。
連邦保安官局は容疑者の逮捕につながる情報に2万ドルの報奨金をかけていた。