タイガー・ウッズ起訴、事故直後の状況明らかに「瞳孔が極度に拡張」
事故は3月27日、フロリダ州ジュピターアイランドで発生した。
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米男子ゴルフ界のスターであるタイガー・ウッズ(Tiger Woods)さんが関与した自動車事故をめぐり、当時の詳細な状況を記録した裁判資料の内容が3月31日、明らかになった。公開された宣誓供述書などによると、事故直後のウッズさんは「充血してうつろな目」をしており、さらに瞳孔が「極度に拡張していた」と保安官が確認していたことが記されている。
事故は3月27日、フロリダ州ジュピターアイランドで発生した。ウッズさんが運転していた車が前方のトレーラー付き車両を追い越そうとした際に接触し、そのはずみで横転した。現場に駆け付けた保安官代理は車内にいたウッズさんの様子について、発汗が激しく動作も鈍いなど、複数の異常な兆候を確認したと報告している。
文書によると、ウッズさんの目は「充血してうつろ」で、瞳孔は「極度に拡張」していたほか、全体的に反応が遅く、注意力も低下している様子だったという。警察はこれらの状態から、正常な運転能力が損なわれていた可能性が高いと判断した。
一方で、呼気検査ではアルコールは検出されなかった。ウッズさん本人も飲酒を否定しているが、処方薬を服用していたことは認めており、現場で鎮痛剤の一種であるヒドロコドンの錠剤が所持品から見つかっている。こうした点から、当局は薬物の影響による「運転能力の低下」を重視し、飲酒ではなく薬物関連の影響を含めた形で捜査を進めている。
また、事故原因については、ウッズさんが運転中に携帯電話や車内操作に気を取られ、前方車両に気付くのが遅れた可能性が指摘されている。実際、本人も「携帯電話を見ていた」と説明し、注意散漫が事故の一因とみられている。
ウッズさんは事故後、飲酒検査では問題がなかったものの、尿検査を拒否したことから、複数の軽犯罪で訴追されている。現場で実施された簡易的な運動テストでもミスが確認され、警察は総合的に見て「安全に運転できる状態ではなかった」と結論付けた。
世界的スター選手の事故だけに、今回の資料公開は大きな関心を集めている。過去にも大ケガや手術を繰り返してきたウッズさんにとって、慢性的な痛みと処方薬の問題は長年の課題とされており、トップアスリートの健康管理や安全意識の在り方が改めて問われている。
