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▽南部国境には政府の命令で配備された兵士約4200人と、州知事の管理下にある約5000人の州兵が投入されている。
2025年2月6日/米南部メキシコ国境、監視任務に当たる陸軍兵士(AP通信)

国防総省が南部のメキシコ国境に増援部隊として約3000人の兵士を派遣する。現地メディアが1日に報じた。

それによると、ヘグセス(Pete Hegseth)国防長官は2つの部隊に国境沿いでの任務を開始するよう命じたという。

部隊は今後数週間のうちに現地入りし、先発隊と合流する予定である。

国防総省は声明で部隊の規模に触れていない。AP通信は政府関係者の話しとして、「約3000人が追加配備される」と伝えている。

トランプ(Donald Trump)米大統領は不法移民とフェンタニルによる「脅威」を理由に、国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく国家非常事態を宣言。メキシコ国境に軍を展開し、軍用機で不法移民を送還するなど、様々な移民対策を導入している。

南部国境には政府の命令で配備された兵士約4200人と、州知事の管理下にある約5000人の州兵が投入されている。

国防総省は声明で、「追加部隊は国境を封鎖し、米国の領土保全を守るため、現在の国境警備活動を強化・拡大する」と述べている。

国土安全保障省(DHS)によると、国境警備隊が2月に南部国境沿いで逮捕した不法移民の数は8500人程度となり、過去最低を更新する見通し。

過去最低の月間逮捕者数は2017年4月、第1次トランプ政権が始まったときに記録した1万1127人である。

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