米テキサス州高校生刺殺事件、17歳被告を第1級殺人罪で追起訴
この事件は4月2日、フリスコの学区内の高校が参加する陸上競技の大会中に発生。被告は観客席で別の高校に通う17歳の男子生徒を刺した。
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米テキサス州フリスコの陸上競技場で17歳の高校生が刺殺された事件について、検察は24日、市内の高校に通うカルメロ・アンソニー(Karmelo Anthony、17歳)を第1級殺人罪で起訴したと明らかにした。
この事件は4月2日、フリスコの学区内の高校が参加する陸上競技の大会中に発生。被告は観客席で別の高校に通う17歳の男子生徒を刺した。被害者は陸上部とアメフト部を兼務していた。
被告は現行犯逮捕され、複数の容疑で起訴されていた。
コリン郡の地方検事は24日の声明で、アンソニーを第1級殺人罪で追起訴したと発表した。
また検事は起訴を決定するまで、数週間にわたって大陪審に複数の証拠を提出したと述べた。
公判の日程は決まっていない。
検察はテキサス州の司法制度では17歳は成人とみなされると指摘している。有罪が確定した場合、被告は懲役5年から99年、あるいは終身刑に処せられる可能性がある。
裁判所の記録によると、被告は自己防衛のために行動したと主張している。
警察は目撃者の話しを引用し、「被害者が被告に”やってやる”と言った後、被告はバッグに手を入れ、ナイフを取り出して被害者の胸を1回刺し、逃走した」と報告している。
警察官が観客席で血まみれのナイフを回収。競技場内で被告を発見、逮捕した。
被害者は病院に緊急搬送されたものの、間もなく死亡した。