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▽麻しんは「麻しんウイルス」によって引き起こされる急性の全身感染症。ウイルスの感染経路は空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強い。
2025年3月1日/米テキサス州、麻しんワクチン接種の様子(AP通信)

テキサス州西部で報告された麻しん(はしか)の患者が223人に増加た。保健当局が11日、明らかにした。

それによると、過去5日間で新たに25人の感染が確認されたという。

麻しんは「麻しんウイルス」によって引き起こされる急性の全身感染症。ウイルスの感染経路は空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強い。

免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われている。

テキサス州保健サービス局(DSHS)によると、ほぼすべての患者がワクチン未接種者または接種状況が不明な者。未接種者が80人、接種状況不明者が138人となっている。これまでに少なくとも29人が入院している。

麻しん、おたふくかぜ、風疹(MMR)ワクチンを1回接種した人の発症は5例となっている。

疾病対策センター(CDC)によると、オクラホマ州でも麻しんと疑われる患者が2人確認されたという。

この2人はテキサス州で感染者に接触したとされる。

テキサス州の感染内訳は5歳から17歳が98人と大半を占め、次いで4歳以下の子供が76人となっている。

DSHSは声明で、「このウイルスは感染力が非常に強いため、発生地域とその周辺でさらなる患者が発生する可能性がある。DSHSは地元の保健所と協力して発生状況を調査中である」と述べた。

ワクチン未接種の児童が死亡した例は今のところ1例のみ。この児童に既知の基礎疾患はなかった。米国で麻しんによる死者が確認されたのは10年ぶりであった。

ニューメキシコ州でもワクチン未接種の故人が麻しん検査で陽性と診断された。保健当局がこの故人の死因を調査している。

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