メキシコ国営石油会社ペメックスの幹部に賄賂、米テキサス州の実業家2人起訴

ペメックスは米司法省の発表に関するコメントを出していない。
メキシコ、国営石油会社ぺメックス(PEMEX)のロゴ(ロイター通信)

米司法省は11日、テキサス州の事業家2人がメキシコの国営石油会社ぺメックス(PEMEX)の職員に対し、契約を獲得するために15万ドル相当の賄賂を提供したとして起訴されたと明らかにした。

それによると、メキシコ国籍で米国永住権を持つラモン・ロビロサ(Ramon Rovirosa、46歳)とマリオ・アビラ(Mario Avila、61歳)は2019年から21年にかけて、ペメックスとその関連企業の幹部少なくとも3人に賄賂を提供したとされる。

ロビロサは麻薬カルテルとのつながりも指摘されている。ロビロサは逮捕されているが、アビラは現在も行方不明だ。

ペメックスは米司法省の発表に関するコメントを出していない。

ロビロサとアビラは共謀者と共に、現金やルイ・ヴィトンなどの高級品を含む賄賂をペメックスとその関連企業の幹部少なくとも3人に提供したとされる。

ペメックスはその見返りとして、ロビロサに関連する企業と250万ドル相当の契約を結んだとみられる。

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