米テスラ25年第3四半期の販売台数、予想外の増加、株価上昇続く
マスクCEOがトランプ米政権を離れて数カ月。欧米のテスラ不買運動は落ち着きつつあるようだ。
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米電気自動車(EV)大手テスラの25年第3四半期(7~9月)の販売台数が増加し、市場を驚かせた。
同社は2日、9月までの3ヶ月間の世界販売台数が前年同期に比べて7%増加したと発表した。
マスク(Elon Musk)CEOがトランプ米政権を離れて数カ月。欧米のテスラ不買運動は落ち着きつつあるようだ。
米国ではEV補助金が9月30日で打ち切られた。消費者の駆け込み需要が販売台数を押し上げた形だ。
第3四半期の販売台数は前年同期の46万2890台から49万7099台に増加した。アナリストたちは販売台数を45万~45万6000台と予想していた。
このニュースを受けて、テスラ株は2日の取引で2%近く上昇。468.52ドルとなった。
投資家たちはこの数週間、同社について楽観的な見方を示しており、9月だけで株価は34%も上昇している。
投資家たちはマスク氏が計画するベストセラー車「モデルY」の廉価版が販売を回復させると見込んでいる。同氏は今年初めにこの車の発売を約束していたが、現在は今四半期か来年初頭の発売が予想されている。