◎事故は11月27日の午前3時過ぎに発生。地元警察がアイフォンの衝突アラートを受信した。その直後、事故を目撃した人が消防に通報した。
米カリフォルニア州ピードモントの市道で電気自動車(EV)大手テスラのサイバートラックが単独事故を起こし、3人が死亡、1人が重傷を負った事故について、警察は11月30日、4人の身元を公表した。
それによると、4人は全員10代の大学生であった。
事故は11月27日の午前3時過ぎに発生。地元警察がアイフォンの衝突アラートを受信した。その直後、事故を目撃した人が消防に通報した。
警察官が現場に到着した時、車は炎に包まれていた。消防が消火し、約1時間後に鎮火した。
ピードモント警察の署長は記者会見で、「事故を目撃した運転手がサイバートラックから1人を救助した」と語った。
署長によると、この1人の容体は30日夕方の時点で安定しており、市内の病院に入院している。
犠牲者の遺族は共同声明で悲しみを表明し、故人のプライバシーを守るよう求めた。
事故原因は明らかになっておらず、警察が調べている。
サイバートラックは発売から約1年が経過した人気車種のひとつ。安全上の問題で6回リコールされており、最近では11月5日に電気インバーターの不具合により駆動輪が動力を失う可能性があるとしてリコールされた。
リチウム電池の消火には「専用の消火剤」か「大量の水」が必要であり、中途半端に放水するとリチウムイオンと水が反応し、発熱して火災を広げる可能性がある。