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生成AIで同級生の偽ヌード画像作成、10代の少年2人に保護観察処分 米国


判決を受けたのは、当時14歳だった少年2人で、今月に非行を認めていた。
2026年3月25日/米ペンシルベニア州ランカスター郡の地方裁判所(AP通信)

ペンシルベニア州ランカスターで人工知能(AI)を使って同級生の女子生徒の偽の裸体画像を作成した少年2人に対し、裁判所は25日、保護観察処分を言い渡した。生成AIの急速な普及に伴い、その悪用が未成年の間にも広がっている現状を示す事例となった。

判決を受けたのは、当時14歳だった少年2人で、今月に非行を認めていた。検察によると、2人は主にインスタグラムなどのSNSに投稿された写真をもとに、成人の性的画像と合成する形で少なくとも59点のディープフェイク画像を作成した。被害者には同じ学校の女子生徒が含まれており、いずれも本人の同意はなかった。これらの行為は児童性的虐待画像の作成に該当するとされる。

審理は少年裁判として行われ、判事は2人を保護観察とし、保護者の監督下に置く処分を決定した。加えて、それぞれ60時間の社会奉仕活動が命じられ、被害者への接触禁止や賠償も求められた。再犯がなければ、一定期間後に記録が抹消される可能性もある。一方で判事は、少年らが謝罪や責任の自覚を示していないと厳しく指摘し、「成人であれば州刑務所に送られていた可能性が高い」と警告した。

事件は2024年に発覚し、地域社会や学校に大きな衝撃を与えた。問題の学校では抗議活動が起き、学校運営側の対応も問われる事態となった。被害者側の弁護士は、学校や関係者の責任についても今後追及する可能性を示している。被害者や家族は強い精神的苦痛を受けており、その影響の深刻さが指摘されている。

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