米カリフォルニア州山火事、放火の疑いで13歳少年逮捕

少年は山林で花火に火をつけたとされる。
2025年7月6日/米カリフォルニア州、南部の山間部で発生した山火事(AP通信)

カリフォルニア州南部の海岸沿いで今週発生した山火事について、13歳の少年が放火の疑いで逮捕された。現地メディアが9日に報じた。

それによると、少年は山林で花火に火をつけたとされる。

この山火事により、約100世帯の住民が避難を余儀なくされた。

消防士たちは7日午後、消防飛行機とヘリの支援を受け、この山火事を概ね抑え込んだ。焼失面積は1.6ヘクタールにとどまり、建物被害はなかった。

現地メディアによると、警察は当初、2人の未成年者を拘束したが、後に2人は目撃者で、容疑者ではないことが判明した。

警察はその後の捜査で、13歳の少年が花火に火をつけ、現場から逃走する様子を映した動画を入手したとしている。

少年はその後間もなく逮捕され、放火を含む複数の罪で起訴される見通し。

南カリフォルニアでは数十の山火事が延焼中。気象台によると、この地域では高温と乾燥が続いている。

7月2日に発生した山火事は今年最大規模となり、9日までに323平方キロメートルが焼失した。消防は鎮火率を60%超と報告している。

米国の山火事シーズンは通常、10月末頃まで続き、11月に入ると落ち着くことが多いが、近年は地球温暖化の影響でそれ以外の時期にも発生するリスクが高まっている。

カリフォルニア州ロサンゼルスで今年1月に発生した山火事では29人が死亡、1万6000棟以上の建造物が消失した。

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