米ユタ州銃撃事件、16歳少年を4件の殺人罪で起訴

事件はソルトレイクシティの郊外にある広場で発生。8カ月の男児、41歳の妊婦、18歳の男性が撃たれ死亡。17歳の少女と15歳の少年が腕を撃たれ重傷を負った。
2025年6月16日/米ユタ州ソルトレイクシティ、発砲があった現場近く(AP通信)

ユタ州の検察当局が20日、16歳の少年を4件の殺人罪で起訴した。

少年は15日夜、ソルトレイクシティのイベント会場で乳児を含む3人を射殺した疑いがもたれている。

事件はソルトレイクシティの郊外にある広場で発生。8カ月の男児、41歳の妊婦、18歳の男性が撃たれ死亡。17歳の少女と15歳の少年が腕を撃たれ重傷を負った。

警察によると、41歳の女性は妊娠8週目であったことから、検察は4件目の殺人罪が成立すると判断したという。

警察は裁判所に提出した文書で、少年は対立するギャングの構成員とされる18歳の男性を狙ったと供述したと明らかにした。

8カ月の男児は頭部に銃弾を受けた。男児の兄弟は無事であった。警察によると、他の死傷者はギャングとは無関係であった。

少年は殺人罪の他に、公共の場で銃器を使用した罪など、9件の重罪に問われている。

警察は少年の認否を明らかにしていない。

警察によると、少年はルイジアナ州で盗難届が出ていた拳銃を使ったという。入手経路は不明だ。

殺害された18歳の男性は地元のギャングに所属していたとみられる。

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