◎トランプ前大統領は2024年の大統領選挙に立候補するかどうかをまだ明らかにしていないが、来るべき日に備えて準備を進めている。
米主要メディアによると、ドナルド・トランプ前大統領を支援する委員会は2021年上半期だけで約8,200万ドル(90億円)もの資金を調達したという。
トランプ前大統領は2024年の大統領選挙に立候補するかどうかをまだ明らかにしていないが、来るべき日に備えて準備を進めていることだけは確かである。
トランプ前大統領と関連のある委員会は31日、今年上半期の政治集会や活動で約90億円を調達したと明らかにした。
ABCニュースによると、この委員会の資金は1億200万ドル(約110億円)を超えたという。これらの資金は2022年の中間選挙でも活用される見込み。共和党は議会上院と下院の支配権を取り戻すために、数千万から数億ドルを投入する予定。
トランプ前大統領は資金調達の結果を伝えるプレスリリースの中で、「2020年の大統領選挙は盗まれた」と主張した。「私たちは素晴らしい共和党員がいかに重要であるか、いかに大切であるかを痛感しています。民主党を選んだ国民は皆後悔しています。共和党ほど常識的な保守派は存在しません。国民は私たちを必要としており、多くが2020年の選挙は盗まれたと信じています」
「私たちは税率を引き下げ、規制を減らし、憲法修正第2条を支持し、国境を強化し、獣医を称え、犯罪に非常に厳しいというアメリカ・ファースト・アジェンダを推進しなければなりません。民主党はコロナに打ち負かされています。バイデンは選挙を盗み、コロナに敗れ、国境を破壊することでアメリカを犯罪者と麻薬で満たし、多くの約束を破りました...」
トランプ前大統領は昨年の大統領選でバイデン大統領に敗れ失職したが、今も保守的な共和党支持者から熱烈に支持されている。
一方、米主要メディアによると、トランプ前大統領は昨年12月、司法当局に「大統領選挙の結果は腐敗している」と宣言するよう圧力をかけたという。
下院監視委員会が入手した12月27日のメモによると、トランプ前大統領は当時のジェフリー・ローゼン司法長官に電話で、「選挙は腐敗していると宣言しなさい」と促し、「以降の対応は私と共和党に任せなさい」と言った。
また、司法省に圧力をかけただけでなく、最高裁判所に提出することを望んでいたとされる法定書面の草案を準備するよう促したことも暴露された。