◎2人は今月14日にコネチカット州スタンフォード近郊で59歳の男性を殺害した疑いが持たれている。
米ニューヨーク市警(Getty Images)

ニューヨーク州警察が殺人事件の被害者のクレジットカードを使用したとして、ベネズエラ人2人を逮捕した。同州レンセリア警察が22日、明らかにした。

それによると、逮捕されたのは24歳と22歳の男で、共にベネズエラ出身。同国北部アラグア州の刑務所を支配していたギャング「トレンデアラグア」の構成員もしくは関係者とみられる。

レンセリア警察は声明で、「この2人はトレンデアラグアと関係があるとみられ、殺害された被害者のクレジットカードを使った疑いで逮捕された」と明らかにした。

容疑者2人は1歳と3歳の子供2人と一緒に行動し、レンセリア市内で逮捕されたという。

2人は今月14日にコネチカット州スタンフォード近郊で59歳の男性を殺害した疑いが持たれている。

ベネズエラ当局は昨年、トレンデアラグアを解体したと発表したが、幹部の行方は分かっていない。米財務省は今年7月、この組織を制裁リストに追加した。

この制裁により、トレンデアラグアおよびその構成員が米国内で保有する資産は全て凍結された。

トレンデアラグアの構成員は約5000人とされ、人身売買、誘拐、強盗、薬物取引、麻薬密売、売春、恐喝、金の違法採掘などを生業としている。

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