◎警察は容疑者の認否を明らかにしていない。
米サウスカロライナ州コロンビアの州立公園(Getty Images)

個人ID(身分証明書)を盗むために男性を殺害したとみられる容疑者がサウスカロライナ州コロンビアで逮捕された。警察が11日、明らかにした。

それによると、逮捕されたのはニコラス・ウェイン・ハムレット(Nicholas Wayne Hamlett、45歳)容疑者。数週間にわたる逃走劇の末、同州コロンビアで身柄を確保された。

容疑者は先月18日、テネシー州モンロー郡郊外から身元を偽って「クマから逃げている最中、崖から落ちてケガをした」と警察に通報した。

警察が現場を捜索した結果、林道の下で容疑者が警察に名乗った名前と一致するIDを持った男性の遺体が見つかった。

しかし、モンロー郡保安官事務所はそれが死亡した男性のIDではないことを確認。事故ではなく殺害されたと判断した。

同保安官事務所によると、被害者が持っていたIDは過去に別の人物が使用したものであった。

その後、仮釈放違反でアラバマ州警察から指名手配されている容疑者が捜査線上に浮上。そのIDを使用していたことが判明した。

モンロー郡の保安官は声明で、「被害者の男性がクマに襲われた形跡はみられず、検死の結果、死因は鈍器のようなもので殴られたことによる脳挫傷と断定した」と述べた。

その後の捜査の結果、被害者はテネシー州在住の34歳男性であることが判明した。

警察は容疑者の認否を明らかにしていない。

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