米ミシガン州のシナゴーグに車突っ込む、警備員が発砲、容疑者死亡
事件はミシガン州ウェストブルームフィールドにあるシナゴーグで12日午後に発生。男が車両で建物の入り口を突き破り、そのまま施設内部の廊下を走行したという。
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米中西部ミシガン州デトロイト郊外で12日、男が車両をシナゴーグ(ユダヤ教の礼拝所)に突入させる事件が発生し、容疑者の男が死亡した。報道によると、施設の警備員が発砲したという。捜査当局は宗教施設を狙った重大事件として捜査を進めている。
事件はミシガン州ウェストブルームフィールドにあるシナゴーグで12日午後に発生。男が車両で建物の入り口を突き破り、そのまま施設内部の廊下を走行したという。施設には幼児教育センターも併設され、当時は約140人の子どもが施設内にいたが、全員の安全が確認された。
オークランド郡保安官事務所はX(旧ツイッター)への投稿で、「警備員が不審な車両に気付き、男と交戦した。車両は建物内部まで入り込んだが、その後停止し、容疑者は車内で死亡しているのが確認された」と明らかにした。警備員は車にはねられて一時意識を失い病院に搬送されたが、命に別条はないという。
当局は容疑者が警備員の銃撃によって死亡したのか、あるいは別の原因で死亡したのかについて詳しく調べている。また、車内から爆発物が見つかったとの報道もあり、爆発物処理班や連邦捜査局(FBI)などが現場で対応に当たった。
事件発生直後、周辺地域には「アクティブシューター(銃撃事件)」警報が出され、警察や消防など多数の緊急車両が出動した。周辺の学校や宗教施設は一時的に封鎖され、住民にも現場周辺を避けるよう呼びかけが行われた。
シナゴーグ側は声明で、教師や職員が訓練に従って子どもたちを安全に避難させたと説明し、警備員の対応を「英雄的な行動」と称賛した。施設では今年初めに銃撃事件を想定した訓練を行っていたという。
ミシガン州知事ら政治指導者はこの襲撃を強く非難し、宗教施設が暴力の標的になることは許されないと強調した。地元のユダヤ人団体は安全確保のため、地域の関連施設に一時的な警戒強化を呼びかけた。
米国では近年、反ユダヤ主義的な事件の増加が急増し、今回の襲撃もその懸念を改めて浮き彫りにした。捜査当局は容疑者の身元や動機、爆発物の詳細などを含め、事件の背景について捜査を進めている。
