路上で女子学生に暴行、ホームレスの男(45歳)逮捕 米ニューヨーク市
市警はこの事件の容疑者として、16回の逮捕歴を持つホームレスの男を逮捕した。
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米ニューヨーク市マンハッタンに通う20歳の女子学生が通学途中に突然暴行を受ける事件が発生し、45歳の男が逮捕された。警察が3日、明らかにした。
それによると、事件はブロードウェイ近くの通りで1日午前に発生。容疑者は背後から被害者に近づき、頭部を平手打ちし、髪をつかんで地面に突き飛ばしたうえで逃走した。通行人の女性らが事件を目撃、被害者を介抱し、警察に通報した。
翌日、市警はこの事件の容疑者として、16回の逮捕歴を持つホームレスの男を逮捕した。
容疑者は2023年にも有罪となり、昨年州立刑務所で性犯罪に関する服役を終えたばかり。今年9月に仮釈放されていた。
容疑者は過去にこの地区で別の女性に対する性犯罪で起訴された記録もあり、暴行や窃盗など複数の前科を抱えていた。
市警は防犯カメラの映像を元に容疑者を特定。逮捕に至った。
市警は容疑者が別の暴行事件にも関与している可能性があるとして、捜査を進めている。
被害を受けた学生は攻撃直後、SNSに動画を投稿し、不安と怒りをあらわにした。「死角も多く、音楽聴きながら歩いているだけで襲われるなんて。私は普段通り授業へ向かっていただけ。なのにこんなことが起きるなんて。とても怖い。でも同時に、この街で同じようなことが繰り返されるのが許せない...」と訴えている。
大学側も「このような学生への暴行は容認できない」「被害学生への支援を続け、警察の捜査にも協力する」と声明を発表。キャンパスおよび周辺地域の安全対策を強化する意向を示し、学生や教職員に対して慎重な行動を呼びかけた。
