▽シュガーボウルは毎年大晦日か元旦にニューオーリンズで開催される大学フットボールの試合である。
米ルイジアナ州ニューオーリンズでピックアップトラックが新年を祝う人々を次々にはね、少なくとも15人が死亡したテロ事件を受け、毎年恒例のシュガーボウルが1月2日に延期された。
事件は1日の午前3時15分頃に発生。容疑者はトラックを暴走させた後、人々に向けて発砲したと伝えられている。容疑者はその場で警察官に射殺された。
ニューオーリンズの地方検事は1日、ABCニュースの取材に対し、「1日の午後7時45分にキックオフする予定だったシュガーボウルは1日延期されることが決まった」と語った。
シュガーボウルは毎年大晦日か元旦にニューオーリンズで開催される大学フットボールの試合である。
ABCによると、シュガーボウルの会場と周辺には毎年多くの警察官が配備される。大会関係者はこの事件を受け、延期もしくは中止を議論していたという。
一方、ABCは治安筋の話しとして、「射殺されたのは42歳の男で、アサルトライフルを所持し、警察官に向かって発砲した」と伝えている。
警察は容疑者の身元を公表していない。当局によると、少なくとも2人の警察官が撃たれて負傷したという。亡くなった15人の中に撃たれた人がいるかは分かっていない。
ABCによると、警察は現場周辺でIED（即席爆発装置）とみられる爆発物を押収。他に爆発物がないか捜索を継続しているという。
さらにABCは治安筋の話しとして、「容疑者がいつ入国したか、イスラム国（ISIS）と関係があったかどうかを調べている」と報じた。
連邦捜査局（FBI）がテロ攻撃として捜査を進めている。
