米海軍、ベネズエラ沖で麻薬密輸船を空爆、4回目、国防長官が発表
トランプ政権はラテンアメリカの麻薬カルテルからの脅威と闘う取り組みの一環として、この地域にイージス艦など、数千人規模の部隊を派遣している。
とトランプ米大統領(Getty-Images).jpg)
米国のヘグセス(Pete Hegseth)国防長官は3日、ベネズエラ沖で麻薬を輸送していた小型船に対して、攻撃を命じたと明らかにした。
ヘグセス氏はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「情報機関はこの船が麻薬を密輸し、乗船者は麻薬テロリストであり、既知の麻薬密輸ルートで活動していたことを確認し、私が攻撃を命じた」と書いた。
トランプ(Donald Trump)大統領は今週、米国が中南米の麻薬カルテルと戦争状態にあると宣言した。
カリブ海に展開している米海軍は先月初め、外国テロ組織に指定されているベネズエラの麻薬組織トレンデアラグアが運航する麻薬輸送船を空爆し、構成員11人を殺害。その後、さらに2隻の麻薬密輸船を爆破した。
ヘグセス氏によると、4回目の空爆は3日早朝に行われ、麻薬テロリスト4人が死亡したという。4人がどの組織に所属していたかは明らかになっていない。
トランプ氏は3日、ソーシャルメディアの投稿で、「この船は2万5千人から5万人の命を奪うのに十分な量の麻薬を積んでいた」と述べ、「ベネズエラ沖から米国の領土に侵入しようとしていた」とほのめかした。
ベネズエラの独裁者であるマドゥロ(Nicolas Maduro)大統領は米国が野党と結託して政権転覆を企てていると主張している。
マドゥロ氏は今週初め、米国の「軍事侵攻」に備えて、自身に追加の治安権限を付与する法令に署名した。
トランプ政権はラテンアメリカの麻薬カルテルからの脅威と闘う取り組みの一環として、この地域にイージス艦など、数千人規模の部隊を派遣している。
.jpg)
コラム:麻薬国家ベネズエラの現状、政府が密売主導
ベネズエラ政界における麻薬汚染は地理的条件、経済危機、国際関係の悪化といった複合的要因によって拡大してきた。 ベネズエラ