米司法省がエプスタイン文書の検索履歴を保存、下院議長が苦言
この論争はDOJの透明性と議会の監視権限、そして政府の情報管理とプライバシー保護のバランスに関する重要な問題を浮き彫りにしている。
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米共和党のジョンソン(Mike Johnson)下院議長は12日、司法省(DOJ)が未編集のエプスタイン関係文書の検索履歴を記録していたことについて不適切だと批判した。この問題はABCニュースなど複数メディアの報道で明らかになった。
DOJは現在、議会議員に対して故ジェフリー・エプスタイン(Jeffrey Edward Epstein)氏に関連する「未編集文書」の閲覧を許可しており、このレビューにアクセスするために設置されたDOJ内の端末で検索された履歴情報をログとして残していたことが議会の審議で露呈した。ボンディ(Pam Bondi)司法長官は12日、下院司法委員会で民主党議員の検索履歴を示す帳票を手にしている様子が確認され、物議を醸している。
ジョンソン氏はこの追及を受けて「議員は自分のペースで、自分の裁量で文書を閲覧する権利を当然持つべきであり、誰かがその行動を追跡するのは適切ではない」と述べた。また、追跡は意図的なものではなく単なる「見落とし」だったのではないかとの見方を示した。
批判は党派を超えて広がっている。民主党はこのログ記録を「我々への監視であり、それを利用して攻撃材料にすることは到底受け入れられない」と強く非難し、情報公開とプロセスの再構築を求める姿勢を示した。民主党議員たちはDOJの監察官による調査を要求し、追跡行為が議会の監視権限に対する深刻な侵害とみなしていると述べた。
一部の共和党議員からも、同様に追跡に不快感を示す声が上がっている。メイス(Nancy Mace)下院議員は未編集文書をレビューする際に自身の活動も追跡されていた可能性を指摘し、「議員のプライバシーと独立した審査権が侵害された」と懸念を表明した。
DOJは声明で、未編集エプスタイン文書を閲覧する端末においては、被害者の個人情報が不適切に開示されるのを防ぐためにすべての検索をログに残していると説明しているが、ボンディ氏が議会で検索履歴を示した理由については説明していない。
この論争はDOJの透明性と議会の監視権限、そして政府の情報管理とプライバシー保護のバランスに関する重要な問題を浮き彫りにしている。エプスタイン事件の背景には、何百万ページにも及ぶ未編集文書の公開をめぐる政治的・社会的圧力があり、政府機関内外での対応が引き続き注目される。
