米サウスカロライナ州で麻しん感染者急増、3日間で99人
麻しんは非常に感染力が高く、感染者が発疹の出る4日前から他人に感染させる可能性があるため、当局は感染拡大を抑えるために検疫や隔離の措置を強化している。
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米サウスカロライナ州で麻しん(はしか)の感染が急拡大し、州保健当局は1月9日までの3日間で新たに99件の症例を報告した。これにより、州内で確認された麻しんの累計感染者数(2025-26年)は310人に達した。保健当局は現在約200人を検疫下に置き、9人が隔離措置を受けていると報告している。
今回の感染拡大はサウスカロライナ州北西部のアップステート地域を中心に発生し、スパータンバーグ郡で大半の症例が確認されている。麻しんは非常に感染力が高く、感染者が発疹の出る4日前から他人に感染させる可能性があるため、当局は感染拡大を抑えるために検疫や隔離の措置を強化している。
州保健当局は、現在の検疫対象者数は実際にウイルスに曝露した可能性のある人数を反映していないと指摘。公共の場での曝露が確認されていることから、無自覚のうちに感染源に接触した可能性がある人がさらに多く存在すると説明している。過去の研究では、1人の麻しん感染者が免疫を持たない接触者の間で最大20件の新たな感染を引き起こすことがあるという。
報告によると、310人の感染者のうち、5歳未満が69人、5~17歳が206人、18歳以上が29人、年齢不詳が6人で、子どもや若年者の感染が多い傾向がみられる。また、予防接種状況については256人が未接種、2人が部分的に接種済み、2人が接種済み、50人が不明となっている。州保健局は予防接種が麻しん感染防止に最も有効な手段であると強調しており、MMR(麻しん・おたふくかぜ・風疹)ワクチンの接種を広く促している。
サウスカロライナ州は1月7日付で州内の医療機関と医療従事者に対し、麻しんへの警戒を強化するよう呼びかける州全体の健康警報を発出した。警報では、医療現場でのマスク着用や疑わしい症例の迅速な隔離措置などの対策が推奨されている。また、感染者や検疫対象者は外出を控え、職場や学校に復帰する際にも当局の指示に従うことが求められている。
複数の学校が曝露地点として特定され、3つの小学校の児童や教職員に対して検疫通知が発出されている。この学校の生徒は検疫期間中に発症しなかった場合、1月10日から授業に復帰する予定だ。
米国内では2025年に麻しんの症例が急増し、全国的な感染状況も厳しい。保健当局は特に免疫のない人々や子どもに対してワクチン接種を促すとともに、感染拡大を食い止めるための行動を呼びかけている。
