米フロリダ州の住宅街に小型飛行機墜落、貯水池に突っ込む
小型機は10月末のハリケーン・メリッサで深刻な被害を受けたジャマイカに向かっていた。
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米フロリダ州コーラルスプリングスの住宅街に小型飛行機が墜落し、救助隊が乗組員を捜索している。地元当局が10日、明らかにした。
それによると、この小型機は近くのフォートローダーデール・エグゼクティブ空港を離陸後、数分以内に住宅街の池に墜落したという。
小型機は10月末のハリケーン・メリッサで深刻な被害を受けたジャマイカに向かっていた。
AP通信は消防当局者の話しとして、「生存者はいないとみられ、救助隊が乗組員を捜索している」と伝えている。
何人が搭乗していたかは明らかになっていない。
コーラルスプリングス消防局の副局長は地元テレビ局のインタビューで、「墜落の通報を受け、数分以内に隊員が現場に駆けつけた」と説明。「住宅への被害はなかったが、貯水池付近で機体の破片を確認した」と明らかにした。
ABCニュースが報じた空撮映像には、池に面した住宅の裏庭のフェンスが破損している様子が映っていた。
墜落の原因は明らかになっておらず、連邦航空局(FAA)と国家運輸安全委員会(NTSB)が調べている。
ハリケーン・メリッサは10月28日、ジャマイカ南部にカテゴリー5の勢力で上陸。その後、勢力を弱めながらキューバ方面に進み、消滅した。
メリッサがジャマイカに上陸したときの中心気圧は892hps、最大風速は80メートルであった。
政府は12万棟余りの建造物が被害を受けたと報告している。
