小型機が高速道路に緊急着陸、ケガ人なし 米ペンシルベニア州
事故は4月4日朝、同州アレンタウン付近を通る州間高速道路78号線で起きた。
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米東部ペンシルベニア州で小型機が高速道路に緊急着陸するという異例の事態が発生し、現場に居合わせたドライバーらを驚かせた。
事故は4月4日朝、同州アレンタウン付近を通る州間高速道路78号線で起きた。連邦航空局(FAA)によると、小型機は飛行中にエンジントラブルを報告し、近隣の空港への着陸を試みていたが、高度や状況から到達が困難となり、高速道路への緊急着陸を決断した。
当時、現場を走行していた女性ドライバーが車のドライブレコーダーにその一部始終を記録していた。映像には、前方上空から小型機が徐々に降下し、そのまま車線上に着地する様子が収められている。女性は「目の前に飛行機が降りてくるなんて、映画の中の出来事のようだった」と語り、現実とは思えない瞬間だったと振り返った。
機体には65歳の男性パイロットと34歳の女性乗客の2人が搭乗していたが、いずれもケガはなかった。地上でも被害は確認されていない。
小型機はニュージャージー州を出発し、インディアナ州へ向かっていた。着陸後、機体は現場から移動され、近隣の空港へと運ばれた。事故の影響で高速道路の東行き車線は一時通行止めとなったが、同日午後には通行が再開された。
今回のケースでは交通量のある高速道路への着陸にもかかわらず負傷者が出なかった点が注目されている。航空機の緊急着陸は通常、空港や開けた場所が選ばれるが、エンジンの不具合などの突発的なトラブル時には、パイロットが瞬時に安全な着地点を判断する必要がある。
FAAが今回の事案について調査を開始しており、エンジントラブルの詳細や判断の経緯などを詳しく調べる方針である。
