米ニューヨーク市地下鉄で無差別刺傷事件、2人負傷、警察官が容疑者射殺
事件当時、駅構内は多くの通勤客で混雑し、突然の凶行により現場は一時騒然となった。
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米ニューヨーク市中心部のグランド・セントラル地下鉄駅構内で11日、刃物を用いた無差別襲撃事件が発生し、警察官が容疑者を射殺した。市警が明らかにした。それによると、事件は午前9時半ごろに発生、4・5・6系統のホーム付近で男が乗客に切りつけたとされる。
容疑者は列車内で異常な行動を見せた後、ホーム上で少なくとも2人以上を刃物で襲撃した。使用された凶器は大型のナイフ、いわゆるマチェーテとみられる。被害者はいずれも重傷を負ったが、命に別条はなく病院で治療を受けている。
現場に駆けつけた警察官は容疑者に対し、繰り返し武器を捨てるよう命じたが、これに応じなかったため発砲した。容疑者はその場で致命傷を負い、死亡が確認された。警察は現時点でテロとの関連はないとしており、動機や詳しい経緯について調査を進めている。
事件当時、駅構内は多くの通勤客で混雑し、突然の凶行により現場は一時騒然となった。目撃者によると、警察官が銃を構えて制止を試みる中、利用者が一斉に避難するなど混乱が広がったという。
この影響で地下鉄の運行にも支障が出て、該当路線の列車が駅を通過する措置が取られたほか、周辺地域では交通規制も実施された。警察は現場周辺への立ち入りを控えるよう市民に呼びかけた。
ニューヨークでは近年、地下鉄内での暴力事件が断続的に発生しており、公共交通機関の安全対策が改めて問われている。今回の事件でも複数の市民が被害に遭い、都市の治安や警備体制に対する懸念が高まる可能性がある。
当局は今後、防犯体制の強化や再発防止策の検討を進める方針、調査結果の公表が待たれる。
