米ユタ州「王はいらない」集会銃撃、警察が情報提供求める、24歳男逮捕

事件は14日に発生。「王はいらない(No Kings)」と名付けられた集会で24歳の男がライフル銃を振り回し、現場で警備に当たっていたボランティアがこの男に向けて3回発砲した。
2025年6月14日/米ユタ州ソルトレイクシティ、発砲があったデモ現場(AP通信)

ユタ州ソルトレイクシティの反トランプ集会で発生した銃撃事件について、捜査当局は19日、発砲に至った経緯を明らかにするため、デモ参加者にさらなる情報提供を呼びかけた。

事件は14日に発生。「王はいらない(No Kings)」と名付けられた集会で24歳の男がライフル銃を振り回し、現場で警備に当たっていたボランティアがこの男に向けて3回発砲した。

ソルトレイクシティ警察はライフルを振り回したとされる24歳のアルトゥロ・ガンボア(Arturo Gamboa)を殺人の疑いで逮捕した。

銃弾はこの男と被害者の両方に命中した。

ガンボアはライフルを発砲しなかったものの、被害者の死につながった危険な状況を引き起こしたとして、殺人容疑で逮捕された。

発砲したボランティアは今のところ刑事告発されていない。

ユタ州連邦裁判所は19日、検察の要請を受け、容疑者の勾留期間を23日の午後5時まで延長する決定を下した。

容疑者がライフルで何をするつもりだったかは不明だ。

容疑者の父親はAP通信の取材に応じ、「息子は何もしていない」と語った。「私の息子は無実です。間違った時間に間違った場所にいただけです...」

ユタ州で合法的に銃器を所有できる人は、公共の場で銃器を携帯することを許可されている。

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