◎警察は19日、アパートの一室から銃声が聞こえたという通報を受け現場に急行。女性の遺体を発見した。
パトライト(Getty Images)

ミネソタ州で妊娠中の妻を殺害したとみられる男の捜索が進められている。現地メディアが26日に報じた。

それによると、マイケル・スタワーズ(Mychel Stowers、36歳)は19日、35歳の妻(妊娠2か月)を銃で撃って殺害したとみられる。

警察は19日、アパートの一室から銃声が聞こえたという通報を受け現場に急行。女性の遺体を発見した。

容疑者は2008年に殺人事件を起こし、第2級殺人罪で実刑判決を受け、今年3月に仮釈放されていた。

警察によると、容疑者は社会復帰施設で働き、事件当日、元妻とされる女性と面会する許可を得ていたという。

容疑者は6月に離婚を申請したものの、まだ成立していないようだ。

アパートの所有者によると、殺害された女性は別居中の容疑者と同居していたものの、賃貸契約に容疑者の名前がなかったため、同居を許可していなかったという。所有者はABCニュースの取材に対し、「女性は近いうちに退去する予定であった」と語った。

発砲の通報から数分後、アパートの近くでカージャック事件が発生。警察官が地面に倒れている男性を発見した。

この男性はゴミ捨て場に車で移動し、エンジンをかけたまま車を離れゴミを捨てたという。

そこに容疑者とみられると男が現れ、男性に向け発砲。弾は男性の大腿骨に当たった。容疑者は被害者と一緒にいた人物にも発砲したが、命中しなかった。

警察によると、容疑者は現場から走り去ったものの、その後戻ってきて男性の車を盗んだという。

現場に残されていた証拠を調べた結果、男性に当たった弾は容疑者の妻に使用されたものと同じであった。

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