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ロマンスが育つのに「大げさな行動」は必要ない

専門家は特にバレンタインデーを控えるこの時期、豪華なギフトや高価なディナーよりも、日常の中で相手に寄り添う小さな行為こそが、関係を強化すると指摘している。
スキンシップのイメージ(Getty Images)

米国で恋愛専門家や実際のカップルらは、恋愛関係が良好に続くためには大きなサプライズや派手な演出は必ずしも必要ではないという見解を示している。専門家は特にバレンタインデーを控えるこの時期、豪華なギフトや高価なディナーよりも、日常の中で相手に寄り添う小さな行為こそが、関係を強化すると指摘している。

ダラスの結婚・家族療法士であるトレイシー・リー(Tracey Lee)氏は、恋愛には「一つの形」があるわけではないと説明する。手をつなぐ、車のドアを開ける、相手のためにバスタブを用意するなど、そのカップルにとって意味のある日常的な行為が、真のロマンスとして機能すると語る。人によっては面白いメッセージを送ることや、朝食のコーヒーをベッドまで運ぶ、細々した用事を進んで引き受けるといった行為が深い愛情の表現になるという。

リー氏はカップルが関係の初期段階で、お互いにとって何がロマンチックなのかという習慣を確立することの重要性を強調する。また、人生のさまざまな段階を通じてお互いのニーズが変化すると指摘し、子育てや仕事の負担が増える中でも、関係を育てるための表現方法を進化させる必要があると述べた。

ニューヨーク市に住むガブリエル・ギャンブレル(Gabrielle Gambrell)さんは夫との経験を共有し、「ロマンスは進化すべきもの」と話す。結婚生活7年で二人の子供を育てる中でも、週に一度は必ずデートナイトを設けることで、忙しさに流されずに関係のエネルギーを保っているという。「どんなに忙しくても、お互いにとって大切なものを思い出させてくれる時間を作ることが重要だ」と述べた。

バレンタインデーが近づくと、映画や本で描かれる幻想が期待を膨らませることがあるが、専門家は計画とコミュニケーションの重要性を指摘する。リー氏は、パートナーが何を望んでいるかを伝えなければ、相手がそれを理解することはできないと強調し、「恋愛は自然発生的に起こるものだという神話を打ち破りたい」と語った。

ギャンブレルさんは自身が計画好きな性格であるため、バレンタインデーについて夫に質問するのは数日前から始めるといいと助言する。最善の祝福方法についての仮定や他のカップルとの比較は期待外れにつながりやすいと注意喚起した。「愛もロマンスも完璧ではないが、美しいものだ」と述べ、完璧さを求め過ぎないことの大切さを語った。

一方で、アリゾナ州フェニックスの中学校教師であるクラレンス・スミス(Clarence Smith)さんは、伝統的な礼儀や細やかな行動も現代の恋愛表現として価値があると述べる。歩道を歩く際に相手と反対側を歩くなどの見える行為が、相手への敬意や配慮を示す手段になると話した。

専門家らは、意味のある習慣やルーティン、些細な行動を通じてパートナーへの思いやりを日々示すことが、単発の大きなジェスチャーよりも関係強化に寄与すると結論づけている。日常の中での一貫した努力やパートナーに響く表現方法を見つけることが、恋愛を育む鍵だとしている。

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