◎サルは安全のために首輪をつけられ、団地から連行される時には警察官の右手を握り締めていた。
米領プエルトリコ、アカゲザルの親子(Getty Images)

米領プエルトリコの警察当局は12日、公営団地で大群衆に追いかけ回され、疲れ果てたアカゲザルを捕獲した。

このサルは海岸沿いの都市アレシボにあるビューティフル・ビュー団地内の洗濯室で負傷し、疲れ果てているところを捕獲された。

サルを捕獲した警察官はAP通信の取材に対し、「彼はスマートフォンやビデオカメラを持った25人ほどの群衆に追いかけ回され、ひどく興奮していたが、疲れ果てていた」と語った。

地元メディアはこの警察官が息切れするサルを抱きしめる動画を公開した。

サルは安全のために首輪をつけられ、団地から連行される時には警察官の右手を握り締めていた。よほど怖かったのだろう。

当局によると、サルは背中と右足を負傷していたが、命に別条はないという。

サルは環境省が運営する収容センターに送られ、手当てを受けている。

アカゲザルは南アジア、中央アジア、東南アジア原産だが、プエルトリコ全土で確認されている。地元メディアによると、都市部にもアカゲザルの生息地が複数ある。

プエルトリコ南東沖の小さな島では数百頭のアカゲザルが自由気ままに暮らしている。

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