米ユタ州の「王はいらない」集会で発砲、1人死亡、24歳男逮捕

警察によると、容疑者はデモ隊に向けてライフル銃を発砲。39歳の男性が死亡したという。
2025年6月14日/米ペンシルベニア州フィラデルフィア、トランプ大統領に抗議するデモ(AP通信)

ソルトレイクシティの反トランプ集会で発砲があり、1人が死亡した。警察が15日、明らかにした。

「王はいらない(No Kings)」と名付けられたデモは14日、ワシントンDCを除く全米の2000カ所以上で開催された。

警察によると、容疑者はデモ隊に向けてライフル銃を発砲。39歳の男性が死亡したという。

ソルトレイクシティ警察の署長は記者会見で、ライフルを撃った24歳のアルトゥロ・ガンボア(Arturo Gamboa)を14日夜に殺人容疑で逮捕したと明らかにした。

それによると、亡くなった男性は容疑者に向けて拳銃を3回発砲、軽傷を負わせたという。

容疑者に前科はなく、治療を受けた後、拘置所に移された。

署長は記者団に対し、「署員が現場でAR-15型ライフル、ガスマスク、バックパックを押収した」と明らかにした。

警察は容疑者の認否を明らかにしていない。

抗議デモの主催者によると、都市部や小さな町、裁判所、コミュニティパークなど、全米の約2100カ所で集会やデモ行進が行われたという。

これを主催する50501運動は民主主義を支持し、トランプ政権の権威主義的行動に反対するために「王はいらない」という名前をつけたとしている。

50501は50の州、50の抗議、1つの運動を表している。

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