◎4人の抗議者は5日夜の上映会で、同映画祭のスポンサーであるカナダロイヤル銀行(RBC)への批判を叫びながらスクリーン前を歩いた。
親パレスチナ派の抗議者たちがトロント国際映画祭のオープニング・ナイトの上映を妨害した。現地メディアが5日に報じた。
4人の抗議者は5日夜の上映会で、同映画祭のスポンサーであるカナダロイヤル銀行(RBC)への批判を叫びながらスクリーン前を歩いた。
4人は「パレスチナの虐殺を支援するRBCとの関係を切れ」と叫んだ。
抗議が始まった時、映画祭のディレクターがステージで演説していた。
ディレクターは秩序を保とうとし、抗議者たちに対し、「我々は映画祭を始めるためにここにいる 」と促した。多くの観衆が抗議者たちにブーイングを浴びせた。
デモ隊が警備員に追い出されるまで、抗議は数分間続いた。SNSにはその様子を映した動画が複数投稿された。
RBCは声明で次のように述べている。「私たちは個人の声を上げる権利を尊重しますが、活動家グループがこの重要な文化イベントを利用したことを残念に思います。企業スポンサーを標的にした抗議者たちはアーティストの活動から注意をそらし、必要不可欠な芸術・文化プログラムへの支援を弱めています...」
またRBCは「イスラエルとガザにおける人道的危機は壊滅的な影響を与え続けており、同行は影響を受けているすべての人々に深く同情しています」と付け加えた。