米加州サンディエゴ飛行機墜落、6人死亡、原因いまだ不明
▽少なくとも10軒の民家と10数台の車両が損傷。うち1軒は全焼した。この事故により100人以上が避難を余儀なくされた。
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米カリフォルニア州サンディエゴの住宅地に小型飛行機が墜落した事故について、地元当局は25日、死亡した6人のうち2人の身元を確認したと明らかにした。
事故は22日の午前3時45分頃に発生。連邦航空局(FAA)によると、墜落したのはプライベートジェット機で、着陸予定時刻の数秒前に墜落した。
同機はカンザス州ウィチタからサンディエゴのモントゴメリー・ギブス・エグゼクティブ空港に向かっていた。
同機に乗っていた6人全員が死亡、地上の8人が負傷した。
警察によると、41歳男性と24歳女性の身元を確認し、親族に通知したという。
地上で負傷した8人のうち5人が煙を吸って手当てを受けた。
少なくとも10軒の民家と10数台の車両が損傷。うち1軒は全焼した。この事故により100人以上が避難を余儀なくされた。
墜落の原因は明らかになっておらず、国家運輸安全委員会(NTSB)とFAAが調べている。
NTSBとFAAによると、飛行機は濃霧で視界が悪い中、空港に着陸する数秒前に送電線に接触、墜落したという。
被害を受けた住宅地はサンディエゴ海軍基地の隊員向けに建設されたものであった。
米国では飛行機やヘリの墜落事故が相次いでいる。
5月3日にはカリフォルニア州シミバレーの住宅地に小型飛行機が墜落し、パイロットが死亡、住宅2軒が損壊した。
ネブラスカ州フリーモントでは4月18日、河川に小型飛行機が墜落し、3人が死亡した。
4月12日にはニューヨーク州北部の野原に小型飛行機が墜落し、6人が死亡。生存者はいなかった。
4月11日にはフロリダ州ボカラトンの住宅地近くに小型飛行機が墜落し、乗っていた3人全員が死亡。車が巻き込まれ、1人が負傷した。
4月10日にはニューヨーク市のハドソン川に観光ヘリコプターが墜落し、パイロットとスペイン人観光客5人全員が死亡した。
1月末にはワシントンDC近郊のポトマック川上空で旅客機と米軍ヘリが衝突。旅客機の乗客乗員64人とブラックホークの乗員3人全員が死亡した。