銃乱射事件を起こそうとした学生拘束 米カリフォルニア州
アサートンの警察は9月10日、「セイ・サムシング(Say Something)」という通報窓口を通じて匿名の通報を受け、捜査を開始した。
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米カリフォルニア州サンマテオ郡の高校で銃乱射事件を起こそうとしたとして、学生が拘束された。警察が22日、明らかにした。
それによると、同州アサートンの警察は9月10日、「セイ・サムシング(Say Something)」という通報窓口を通じて匿名の通報を受け、捜査を開始したという。
アサートン警察は声明で、「この通報後、市内の高校および近隣の中学校を1時間封鎖し、当該生徒の自宅を家宅捜索して銃器を押収した」と明らかにした。
警察は拘束した生徒の身元と認否を明らかにしていない。
セイ・サムシングはコネチカット州に本拠を置き、学校での銃による暴力の解決策を提唱する組織「サンディ・フック・プロミス」が運営する匿名の報告システムである。
サンディ・フック・プロミスはコネチカット州のサンディフック小学校で発生した銃乱射事件後に発足した。
この事件は2012年12月14日に発生。犯人は20歳のアダム・ランザで、同州内で母親を銃殺した後、サンディフック小学校に向かい、児童20人と教職員6人を殺害した。
犠牲となった児童の大半は6歳から7歳の低学年であり、その残虐性から全米に衝撃を与えた事件として知られる。犯行後、ランザは自らの頭を撃ち自殺したため、動機は解明されないまま捜査を終えた。
