◎12日朝、35歳の男性がキャンプ場のテント内で遺体となって発見された。
米モンタナ州警察は16日、キャンプ場でクマに襲われて死亡したとみられていた男性が何者かに殺害された可能性が高いとして、殺人事件として捜査していると明らかにした。
同州ギャラティン郡保安官事務所によると、12日朝、35歳の男性がキャンプ場のテント内で遺体となって発見されたという。遺体を見つけたのは男性の友人であった。
男性の姿が最後に確認されたのは10日、キャンプに出かけるところだった。
同保安官事務所によると、男性は11日午後にこの友人と会う予定であった。
男性が待ち合わせ場所に現れなかったため、友人が探しに行き、ギャラティン郡郊外の山林にあるキャンプ場で遺体を発見した。
保安官事務所によると、捜査当局と魚類野生生物局(FWS)が現場を調べてところ、クマが活動した形跡を見つけられず、検死中に集められた証拠に基づき、殺人事件として扱うことを決めたという。
保安官事務所は記者会見で、「凶器は現時点で分かっていないが、それは被害者の頭蓋骨に大きな損傷を与えるのに十分な硬さのものであり、肉体の一部も損壊していた」と語った。
それによると、現場周辺に監視カメラはなく、州警察の刑事課などが手掛かりを探しているという。州警察は周辺住民やキャンプの利用者に情報提供を呼びかけている。