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米ジョージア州の小学校で発砲、警察官が容疑者射殺、ケガ人なし

事件は市中心部にある小学校で25日に発生。警察官が銃声を聞き、校庭に男が入るところを確認した。
パトライト(Getty Images)

ジョージア州バルドスタの学校で男が発砲し、警察官に射殺された。地元警察が26日、明らかにした。

それによると、事件は市中心部にある小学校で25日に発生。警察官が銃声を聞き、校庭に男が入るところを確認した。

警察官は男に銃を捨てるよう命じたが、応じなかったため、その場で射殺した。

バルドスタ警察は声明で、「署員は小学校に向けて発砲した25歳の男を撃ち、その後応急処置を施したものの、救急隊員がその場で死亡を確認した」と述べた。

男が学校に向けて発砲した理由は不明。生徒や職員にケガはなかった。

学校は声明で、「銃声が聞こえた後、スクールバスの到着を待っていた生徒を校舎内に避難させた」と明らかにした。

ABCニュースの取材に応じた保護者の女性は「校内で発砲があったと聞き、飛んできた」と語った。

米国の学校における発砲事件は、近年深刻な社会問題となっている。これらの事件は小学校から高校、大学まで幅広い教育機関で発生しており、生徒や教職員が犠牲になるケースも多い。原因としては、銃へのアクセスの容易さ、精神的な問題、いじめ、家庭環境の悪化などが挙げられる。

また、SNSやメディアの影響で模倣犯が現れることも懸念されている。米国では銃所持が憲法で保障されているため、法規制が進みにくいのが現状である。一方で、金属探知機の設置や警備の強化、メンタルヘルスへの支援など、安全対策が各地で進められている。それでも根本的な解決には至っておらず、社会全体での包括的な取り組みが求められている。

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