米テネシー州プロペラ機墜落、6人負傷、連邦航空局が調査
事故は州都ナッシュビルの南東約120キロに位置するタラホーマで8日の正午過ぎに発生。空港を離陸した直後のプロペラ機が墜落した。
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米テネシー州の空港近くに20人の乗客を乗せたプロペラ機が墜落した事故について、地元当局は9日、6人が病院に搬送され、うち1人が重体であると明らかにした。
事故は州都ナッシュビルの南東約120キロに位置するタラホーマで8日の正午過ぎに発生。空港を離陸した直後のプロペラ機が墜落した。
墜落の原因は明らかになっておらず、連邦航空局(FAA)と国家運輸安全委員会(NTSB)が調べている。
NTSBによると、この飛行機は地元でスカイダイビング体験を行っているスカイダイブ・テネシー社が運航していたという。
同社は声明で、「20人のスカイダイビングライセンス保有者とパイロットが搭乗していた」と述べている。その中に学生は含まれていないとのこと。
救助隊は2人をヘリコプターで、4人を救急車で病院に搬送した。
スカイダイブ・テネシー社によると、6人のうち2人が9日に退院したという。
この飛行機にコックピットボイスレコーダーとフライトデータレコーダーは搭載されていないかった。
米国では飛行機やヘリの墜落事故が相次いでいる。
5月3日にはカリフォルニア州シミバレーの住宅地に小型飛行機が墜落し、パイロットが死亡、住宅2軒が損壊した。
ネブラスカ州フリーモントでは4月18日、河川に小型飛行機が墜落し、3人が死亡した。
4月12日にはニューヨーク州北部の野原に小型飛行機が墜落し、6人が死亡。生存者はいなかった。
4月11日にはフロリダ州ボカラトンの住宅地近くに小型飛行機が墜落し、乗っていた3人全員が死亡。車が巻き込まれ、1人が負傷した。
4月10日にはニューヨーク市のハドソン川に観光ヘリコプターが墜落し、パイロットとスペイン人観光客5人全員が死亡した。
1月末にはワシントンDC近郊のポトマック川上空で旅客機と米軍ヘリが衝突。旅客機の乗客乗員64人とブラックホークの乗員3人全員が死亡した。
今月1日にはコネチカット州の空港付近の海上にプライベートジェット機が墜落、搭乗していた2人が救助された。