▽ノースイースト・フィラデルフィア空港を離陸したリアジェット55は1月31日の夕方、フィラデルフィア北東部のルーズベルト・モール近くに墜落した。
米ペンシルベニア州フィラデルフィアのショッピングモール近くに小型飛行機が墜落した事故について、地元当局は2日、地上で負傷した22人のうち3人が意識不明の重体であると明らかにした。
ノースイースト・フィラデルフィア空港を離陸したリアジェット55は1月31日の夕方、フィラデルフィア北東部のルーズベルト・モール近くに墜落した。
この事故により、飛行機に乗っていた6人全員と地上の1人が死亡、少なくとも11軒の家屋と複数の企業の建屋が被害を受けた。
飛行機はミズーリ州のスプリングフィールド・ブランソン空港に向かっていたが、離陸から1分ほどで墜落した。
連邦航空局(FAA)と国家運輸安全委員会(NTSB)が事故原因を調査している。
この飛行機は医療搬送用で、航空救急会社ジェットレスキューが運航していた。
搭乗していた子供はフィラデルフィアの病院で治療を受け、母親とともにミズーリ州を経由してメキシコに戻る途中であった。
フィラデルフィア市長は記者会見で、「負傷者の数が22人に増加し、うち5人が入院中で、3人が意識不明の重体である」と語った。
消防によると、地上で亡くなった1人は車内で死亡していたという。
墜落の原因は明らかになっていない。現地メディアによると、警察が現場近くの住民に飛行機の破片が飛んできていないか確認しているという。
フライトデータレコーダー(FDR)とコックピットボイスレコーダー(CVR)が無事かどうかも明らかになっていない。