米軍の給油機墜落事故、兵士6人の身元確認=国防総省
事故は12日に発生し、空中給油任務中だった空軍のKC-135空中給油機が墜落、搭乗していた乗員6人全員が死亡した。
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米国防総省は14日、イラク西部で発生した空軍の空中給油機墜落事故について、死亡した兵士6人の身元を公表した。事故は12日に発生し、空中給油任務中だった空軍のKC-135空中給油機が墜落、搭乗していた乗員6人全員が死亡した。
事故はイラク西部で起きた。米中央軍(CENTCOM)によると、当時は中東での軍事作戦を支援する任務の一環として空中給油作戦を実施しており、2機のKC-135が飛行中、トラブルが発生した。その結果、1機が墜落し、もう1機は機体の一部を損傷したものの飛行を継続し、イスラエル・テルアビブの空港へ緊急着陸したという。
墜落した機体には6人の乗員が搭乗し、捜索救助活動が行われたが、最終的に全員の死亡が確認された。CENTCOMは墜落について、敵対勢力による攻撃や誤射によるものではなく、原因を調査中としている。
国防総省や遺族の発表によると、犠牲者の1人はアラバマ州出身のアレックス・クリナー(Alex Kleiner、33歳)少佐で、最近昇進したばかりだった。クリナー氏は幼い3人の子どもの父親で、家族からは「家族と祖国を愛した献身的な人物」として追悼の言葉が寄せられている。また、オハイオ州コロンバス出身のタイラー・シモンズ(Tyler Simmons、28歳)軍曹は航空機の燃料補給装置を操作する「ブームオペレーター」を務めていた。
さらに、死亡した6人のうち3人はオハイオ州の空軍部隊「第121空中給油航空団」に所属し、地元では哀悼の声が広がっている。州当局者や軍関係者は任務遂行中に命を落とした隊員たちの功績をたたえた。
KC-135は米空軍が長年運用してきた空中給油機で、戦闘機や爆撃機などに飛行中に燃料を補給する役割を担う。1960年代から運用されている機体で、現在でも米軍の作戦において重要な支援能力を提供している。
今回の事故は米軍が中東地域で軍事活動を続ける中で発生した重大な航空事故となった。米当局は事故原因の特定を進めるとともに、亡くなった6人の兵士の功績をたたえ、遺族への支援を続けるとしている。
