▽アレクサンダー・ジャスティン・ホワイトは24年12月、ISISに参加するために海外便に搭乗しようとし、FBI捜査官に逮捕された。
米ノースカロライナ州在住の男がイスラム国(ISIS)に参加しようとした疑いで逮捕された。現地メディアが14日に報じた。
連邦裁判所が公開した訴状によると、アレクサンダー・ジャスティン・ホワイト(Alexander Justin White、29歳)は24年12月、ISISに参加するために海外便に搭乗しようとし、FBI捜査官に逮捕されたという。
容疑者は指定外国テロ組織への支援提供、加盟未遂、共謀罪などに問われている。
FBIによると、容疑者はフェイスブックの様々なユーザーにISISや自爆テロ犯を信奉するメッセージを送ったとされる。その中にはFBIの潜入捜査官も含まれていた。
容疑者は偽名でフェイスブックアカウントを作成し、23年6月から24年10月にかけて親ISIS的な内容をフェイスブックに投稿したされる。
その中には、ISISや他のイスラム過激派を支持するプロパガンダ動画も含まれていた。
また容疑者は数ヶ月にわたってFBIの潜入捜査官と接触し、「ISISに参加したい」と発言したり、自分がISIS司令官の広報担当であると自負したこともあったという。
容疑者は12月4日、3つの荷物を持ってノースカロライナ州の空港に行き、そこでパリ行き便のチェックインを済ませ、セキュリティーゲートを通過。FBIは数時間後、飛行機に搭乗しようとした容疑者を逮捕した。
FBIは容疑者の認否を明らかにしていない。有罪が確定した場合、禁固10~20年に処される可能性がある。